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デパスを飲んでいる人は…

[2023.10.07]

デパス(エチゾラム)という薬は、日本の吉富製薬が開発した抗不安薬(精神安定剤)です。デパスをはじめとするベンゾジアゼピン系薬剤については習慣性、依存性などが問題視されるようになって久しいものの、依然としてとくに日本では非常に多く使われているという状況があります。

うまく使えばとてもいい薬で、薬自体にはまったく罪はないのですが、内科医が「これは軽い薬だから」と間違ったアナウンスで肩こりや不定愁訴,不眠などに対し安易に処方してしまった結果、デパスが悪いとわかっていてもやめられない人を大量に生む結果となってしまいました。医者の罪は重いですが、患者さん側の不安の強さや薬に頼りがちであるなどの問題などもあり、そのあたりを深堀りすると少し厄介なのでここでは飛ばします。

(なお、精神疾患などでデパスを適切に処方され、服用で安定している人にとっては、そのことに対し罪悪感を持ったり、無理にやめようとする必要は全くありません。また、長期に服用している人は、やめようと思っても非常に難しいことが多いです。そのことを前提として書いています。)

内科でデパスをもらって常用している人にはいくつかの特徴がある気がしています。

一見落ち着いていて、普段の生活を送っていて、デパスを飲んでいても何の副作用もないしうまく使えているように見える。

しかし共通点として、「何故か少し不幸そうに見える」のです。

これは私の個人的な感想にすぎないため、エビデンスも何もありませんし、ひろゆき氏には論破されそうですが、まあそういうものとしてお読みください。

デパスを飲んでいるひとは、しばしば怒りっぽくなる、気分の波が激しい、不定愁訴にときおり見舞われるなどの特徴がありますが、そのことが本人および周囲に及ぼす影響がそう見せるのかもしれません。デパスを飲むことで落ち着いてはいるものの、それは何も治していないどころか、本人の気づかない所で負に作用しているように思えます。

とくにご高齢になると、「幸せそうにみえる」ということは、一番の美の秘訣(実際に幸せかどうかは問わない)でもあります。

ご高齢の方で感じの良い方、綺麗な方というのは、外見の雰囲気が大抵幸せそうに見えています。

これはデパスを飲まない選択を若いうちにすることで、高い洋服やバッグ、化粧では手に入れられない一番の美の要素をのちに得ることができる、ということでもあるし、色々なことをデパスでとりあえず解決してしまっていたツケは後で払わないといけないということなのかもしれません。

そう考えると「幸せそうに見える」というのは、運の問題というよりは、色々な困難に立ち向かい、努力した上で得られるものではないか、とさえ思えてきます。人にどう見られてもよいと思うことは誰にでもあると思いますが、そこでふと我に返り身を引き締める、というふるまいはやはり必要なのでしょう。

デパスを飲んでいる人が外見に対して投げやりになっているというわけではないのですが、体調が悪いとそもそも外見どころではない、というのは誰もが経験する所ではないかと思います。

それが薬のせいだとしたら、薬を常用しないという選択は早い段階で必要でしょう。

デパスの副作用は色々なところで語られているため、今回はあえて「美容」という点に結び付けて記事を書いてみました。

美容と健康、このテーマは常にリンクさせて考えていきたいと思っています。

 

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