メニュー

50代はどこで服を買えばいいのか

[2023.12.21]

今年に入りふと、今まで来ていたカジュアル中心の服が年のせいで似合わなくなっていることに気づき、服を買い足しています。

YouTubeをみると、同年代の五明祐子さんがカッコよくトレンドの服を着こなしていますが、あれはモデルさんだからできることで、私のような普通のおばさんにはハードルが高すぎます。

おばさんのファッションは①暗い色を避ける、②肌の露出を控える、③首元をカバーする、④パンツの選び方、⑤ウエストマーク、⑥アクセサリーをつける…など色々なtipsがありますが、それらの「欠点をカバーする」要素もあるものの、「自分の着たいものを着る」という若い頃からのあこがれを実現できる年齢ではないかと思っています。他人の言うことは参考にはしてもそこまで真に受けません。「自分の着たいもの」が何であるかすでにわかっていることは明らかに強みです。

そのような目線で見て、ファッション通販サイトのzozotownには素敵なブランドがたくさんあります。カレンソロジーとか1er arrondissement、L‘appartement などは個人的にも好みで、どの服も本当に素敵です。しかしお値段は高めで、すべてのアイテムを揃えようとすると結構な出費になります。とくにL‘appartement 。名前を出しておいてなんですがどんな人が買うのでしょうか…。

一方、ユニクロやGU、無印などは安くていいのですが、私のようにセンスのない者が着るとただの地味な人になります。

そんなこんなで色々探していた時、スタイリストの三好凛佳さんがおすすめしていたGLADDGILTのようなアウトレット通販を知りました。三好さんのチャンネルも好きでよく見るのですが、これなら確かに選べばいいものが安く買えたりします。何より、欲しいと思ったもののサイズが合うものが売り切れていてもまあいいか、という感じで、売り切れる前に買わないと、というプレッシャーを個人的にはそこまで感じません。

キャリー品なので流行は追えない上、生地にややダメージがあるなどのデメリットはありますが、そういう細かいことを気にする方ではない人には向いています。あと、インポートのブランドもよく出てくるため、普通着ないような柄ものや大胆なデザインの服がたくさん出てきます。もし自分がこれを着たら…と、買いはしなくても想像するだけでも結構楽しめます。

ただしセール前価格が高めに設定されている場合があり他のサイトでチェックが必要なのと、セールだから、と気が大きくなって買いすぎるリスクがあり、そこは注意です。

こうしたアウトレット通販の服は奇抜で買えない、体型に合った服を着たい、という場合はDoclasseもいいと思います。ただし個人的には、60代以降の人が着るとよく似合いそうなブランドという印象です(もっと若い方でファンの方がいらっしゃったらすみません。アイテムにもよると思います)。あと、一部のものを除いて激安というほどではありません。

もう少し若い人で、おしゃれしたいけどあまり高い服はちょっと、という場合、あまり買ったことはないのですが、stylemixerAterier N’sなども良さそうです。

ということで、日本には服が溢れており、どの年代の人にも十分すぎるほどの選択があることがわかりました。

昨今日本の経済力の低下が指摘されていますが、日本が好景気だった80年代でも、ここまでの選択肢の広さはなかったはずです。ボディコン全盛のバブル期には、若くてスリムな人が勝者という感じで、プチプラでかわいい服とか、おばさんの体型カバー服とか、そういう配慮のあるブランドがそこまであったかどうか。当時はデパートに行くとどのブランドも9号サイズしか置いていないという感じでした。豊かさの基準が変わってきていると思います。化粧品などもより安くて質のいいものがたくさん出てきており、何を選ぶかについてよく考える必要はあるものの、きちんと選ぶと楽しくおしゃれができる、という時代になっていると思います。

現在日本でもインフレが進んでいますがいずれ頭打ちになるという見方もあり、安くていいものがたくさん、という傾向が根底から変わるとしたら現在はそれは予想もつかない事象が起こった場合であって、現時点ではこうした傾向は続くと予想しています。

現代の日本人がおしなべて昔の貴族より本当に全然いい暮らしをしているということを、毎日かみしめて暮らしています。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME